内藤晃の格調高いピアノで味わう「言葉のない歌曲」。ドイツリート特有の内省的な心の襞を肌理細かく描き出し、メンデルスゾーンの無言歌や、歌曲のピアノ編曲作品に新たな光を当てている。バックハウスが自宅で愛用した1898年製ベーゼンドルファーを使用。
ショパン生誕200年。ピアノの抒情詩人・内藤晃が、往年の巨匠時代の銘器/1912年製ニューヨーク・スタインウェイ(CD368)で奏でる、ショパンの「祖国ポーランドへの愛歌」。2本のピュアなマイクロフォンのみによる究極のワンポイント録音で蘇る黄金の響きが、ショパンの魂の慟哭を見事に表現。 ∮ 小さく美しい“気まぐれ”が集積されていく彼の音楽に、耳をそばだてずにはいられない。ふとした驚きやこみあげる懐かしさ、ほとんど傷つけられるような厳しさや、人知れず浮かぶ微笑。なんと人を集中させる音楽家なのだろうか。 ∮ 「24の前奏曲」では、徒に指だけが先走ることも、過剰に感情に流されることもなく、各曲のツボを的確に捉え、全体をサラリとスマートにまとめる手腕が光る。併録曲も方向性は変わらない。使用楽器は1912年製のヴィンテージ・ニューヨーク・スタインウェイ。その暖かな響きにも傾聴したい。
音の叙情詩人・内藤 晃の溢れ出る優しさに満ちた四季の歌。極上の骨董家具のようなベヒシュタインの芳醇な響きで、瞬時に移りゆく季節の光と影を見事に表現した話題のディスク。
録音:2007年10月12-13日、東大和ハミングホール(01-10)2007年5月6日、杉並公会堂大ホール(ライヴ)(11) |
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